思いで目を閉じるとあの日の出来事が全て目の前にある 映像としてそこに自分も入り込む 腕を伸ばして触れようとするが 触れることの出来ない現実に 落胆する僕 あの日確かに感じたぬくもり 今はもう感じることはできない こうしていれば 全ては目の前にあり続けるのに 手を触れることも ぬくもりを感じることさえも出来ない そしていつの日にか あの日の出来事を 見ることさえ出来なくなるのだろう だんだんと薄れていく映像 しかし消してはならない映像 いつまでもこの胸に 残しておきたい その願いは叶えられる事なく それはどんどん薄れていく 今を生きている自分 過去に生きている映像 やはり共存は難しいのだろう |